【10月29日 AFP】米軍は28日、ソマリアで国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりを持つイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)を狙った無人機攻撃を実施した。米政府高官がAFPに明かした。目撃者の証言によると、攻撃によりアルシャバーブのメンバーが乗った車両が破壊されたという。

 目撃者によると、車両にはアルシャバーブの幹部ら少なくとも3人が乗っており、死者が出たもようだという。

 一方の米高官はAFPに対し、車両を破壊したのは米軍の無人機によるミサイル攻撃だったと認めた。無人機が発進した場所については明らかにしなかったが、米軍は通常、アフリカ東部のジブチやエチオピア南部アルバミンチ(Arba Minch)の基地を拠点に無人機攻撃を実施している。

 アルシャバーブは、先月に隣国ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で起き67人が犠牲になった高級ショッピングモール襲撃事件で、犯行声明を出している。(c)AFP