【10月26日 AFP】2014年ソチ冬季五輪聖火リレーの一環として、史上初めて北極点で聖火が灯されたと関係者が25日に発表した。 

 聖火を灯したトーチは、北極に広がる氷をかき分ける原子力砕氷船のデッキから運び出され、米国、アイスランド、フィンランドなど、北極圏近くにある国出身の11人のランナーによって北極点まで運ばれた。

 そして気温マイナス25度の中、ロシアの極地探検家アルトゥール・チリンガロフ(Artur Chilingarov)氏(74)によって、聖火は北極点に設置された聖火台に灯された。

 聖火トーチは来月、宇宙空間まで持って行かれる予定となっている。

 2月に開催が予定されている同大会の総予算は500億ドル(約4兆8700億円)で、そのうち準備段階でのコストがすでに史上最高額を記録している。(c)AFP