【10月25日 AFP】酔って警察官の乗った馬の頭を殴った英国のサッカーファンが24日、禁錮刑に処された。

 45歳のバリー・ロジャーソン(Barry Rogerson)被告は今年4月、応援するイングランド・プレミアリーグのニューカッスル(Newcastle United)が宿敵のサンダーランド(Sunderland AFC)に0-3で敗れたため、酒に酔ってやけになり、騎馬警官が乗る馬のバド(Bud)に暴力を振るった。

 裁判官はロジャーソン被告への判決で、「被告は自分の感情のままに、馬の頭部を殴打するという暴行を犯した。その行為により警察官は馬から振り落とされ、重大な損傷を受ける危険性があった」と述べ、12か月の禁錮刑を言い渡した。

 ロジャーソン被告は競技場でのサッカー観戦も6か月間禁じられている。

 14歳のシャイア種の雑種、バドは日刊大衆紙で「最も勇敢な警察の馬」と称された。この事件でバドにけがは無かった。(c)AFP