【10月17日 AFP】13MLBは16日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第4戦が行われ、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)が7-3でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)を下し、対戦成績を2勝2敗とした。

 第3戦が終わった時点で合計わずか6得点しか挙げていなかったことを受けて、タイガースのジム・リーランド(Jim Leyland)監督は、ラインナップを組み替えてこの第4戦に臨んだ。これが功を奏し、タイガースは2回だけで5得点を挙げるなどして勝利した。

 オースティン・ジャクソン(Austin Jackson)の代わりに先頭打者となったトリー・ハンター(Torii Hunter)が2点二塁打を放った一方で、8番打者に下がったジャクソンは2打数2安打、2四球、2打点、1得点を記録して勝利に貢献した。

 また、2番から3番打者に変更となったミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)も2安打を放ち、2得点、1盗塁を決めた。

 一方、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)を受賞したことがあるレッドソックスの先発ジェイク・ピービー(Jake Peavy)は5安打3四球を許して7失点し、4回で降板した。

 タイガースの先発ダグ・フィスター(Doug Fister)は6回を投げ、レッドソックス打線を散発8安打に抑えたが、1四球1失点を許した。

 レッドソックスはジャコビー・エルスバリー(Jacoby Ellsbury)の4本を含む12安打を記録したが、得点圏打率は16打数2安打に留まり、10残塁に終わった。

 第5戦は17日に再びデトロイトで行われることになっており、タイガースはアニバル・サンチェス(Anibal Sanchez)、レッドソックスはジョン・レスター(Jon Lester)が先発でマウンドに立つ。

 サンチェスと4人の救援投手は第1戦で、9回1死までレッドソックス打線を無安打に抑え、ポストシーズンでは史上初となる継投でのノーヒットノーランを目前としたが、歴史を刻むことはなかった。この試合では1-0でタイガースが勝利した。

 ア・リーグ優勝決定シリーズで勝利したチームは、その後ワールドシリーズに進出し、ナ・リーグの勝者と対戦する。ナ・リーグでは現在ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)が3勝2敗でセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)をリードしている。(c)AFP