【10月16日 AFP】英語で書かれた文学作品に与えられる、英国で最も権威ある文学賞「ブッカー賞(Man Booker Prize)」の今年の受賞作に、同賞史上最年少となるニュージーランド人女性作家エレノア・カットン(Eleanor Catton)さん(28)の小説『Luminaries』が選ばれた。

『Luminaries』は、ゴールドラッシュのさなかにあった19世紀の半ばの同国で一獲千金を狙う主人公、ウォルター・ムーディー(Walter Moody)を描き、「ニュージーランド版『ツイン・ピークス(Twin Peaks)』」とも称されている。カナダ生まれのカットンさんは、ニュージーランド人としては2人目の同賞受賞者。

 英ロンドン(London)のギルドホール(Guildhall)で15日に行われた授賞式で、カットンさんは選考委員会に「この特別な賞に値する重要性と価値を認めて下さったこと」に対する感謝を述べ、チャールズ皇太子(Prince Charles)の妻カミラ夫人(Duchess of Cornwall, Camilla)から賞金5万ポンド(約790万円)を受け取った。

 45回目を迎えた今年のブッカー賞は、英連邦諸国とその旧加盟国であるアイルランドとジンバブエ出身の作家のみを対象とするという制限が課せられる最後の回となった。今後は、英語で書かれた独創作品のみという制限がつくものの、米国など世界中の作家たちの作品も選考対象となる。(c)AFP