【10月15日 AFP】(一部更新、画像追加)ポルトガルで2007年に行方不明となった英国人女児マデリン・マクカーン(Madeleine McCann)ちゃん(当時3)の事件を捜査している英警察は14日、事件当日に女児を抱えていた姿を目撃された男の似顔絵2枚を公開した。

 マデリンちゃんは2007年5月3日、家族とともに休暇で訪れていたポルトガル南部沿岸プライアダルス(Praia da Luz)で行方不明となった。似顔絵を公開したロンドン警視庁(Scotland Yard)は、失踪当夜に起きたこと知る上で、この男が「極めて重大な存在」であるとしている。

 女児を抱いている姿が目撃されている男の似顔絵2枚と、その他の参考人数人の似顔絵は、英テレビのゴールデンタイム枠で公開されたほか、ドイツ、オランダでも報道された。

 事件を担当する捜査官によると、男は2007年5月3日の午後10時頃、女児を抱えて道路を歩く姿が目撃された。同捜査官はBBC(英国放送協会)に対し、「寄せられた情報によると、女児は3~4歳とみられており、髪はブロンドでパジャマを着ていた可能性がある。これらの情報から、われわれはこの出来事に注目している。この男がマデリンちゃんを連れ去った可能性がある」と語っている。

 似顔絵は、2件の目撃情報を基にコンピューターを使って作製された。目撃情報によると、女児には事件に巻き込まれたような様子はなかったという。男は20~40歳の白人とされ、公開された似顔絵のうちの1枚は、顎まわりがふくよかな場合を想定して作製された。

 ロンドン警視庁はこの後、マデリンちゃん誘拐犯の逮捕につながる情報提供者に、懸賞金2万ポンド(約315万円)を出すことを新たに発表した。

 ポルトガル当局は、マデリンちゃん失踪事件の捜査を2008年に打ち切ったが、英国政府から要請を受けたロンドン警視庁は今年7月、2年間にわたる情報および証拠の見直し作業を終え、独自の捜査を開始していた。(c)AFP