【10月15日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領が、ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)は「自分が受賞すべきだった」との冗談めいた発言をしたと、シリア政権寄りのレバノン紙アルアハバル(Al-Akhbar)が14日、報じた。

 今年のノーベル平和賞は11日、シリアが所有する化学兵器の2014年半ばまでの全廃に向け査察団を派遣している「化学兵器禁止機関(Organisation for the Prohibition of Chemical WeaponsOPCW)」に授与されることが決まった。

 だが同紙によると、アサド大統領は、ノーベル平和賞は「自分が受賞すべきだった」と「冗談めいた」調子でコメントしたという。ただ、発言の時期については言及していない。

 同紙はまた、アサド大統領が2003年、全ての周辺国に対し、大量破壊兵器を放棄すべきとの提案をしたと報じている。(c)AFP