【10月13日 AFP】サッカーオーストラリア代表の新監督候補に、以前同チームを指揮した経験があるオランダ人のフース・ヒディンク(Guus Hiddink)氏の名が挙がっていることが明らかになった。

 オーストラリア・サッカー連盟(Football Federation AustraliaFFA)は12日、約8か月にわたって同国代表を指揮したホルガー・オジェック(Holger Osieck)氏を解任した。

 オジェック監督は、オーストラリア代表を2014年W杯ブラジル大会(World Cup 2014)を本大会出場に導いたにもかかわらず、9月の親善試合でブラジルに0-6の大敗を喫したことで、指揮官の座が危ぶまれていた。さらに11日のフランスとの親善試合でも0-6で敗れたことを受け、オジェック監督の更迭が決定した。

 FFAのデビット・ギャロップ(David Gallop)氏は12日にフランスでフォックス・スポーツ(Fox Sports)の取材に応じ、2006年W杯ドイツ大会でオーストラリアを最高成績のベスト16まで導いたヒディンク氏と話し合いを行ったことを明かした。

「(監督就任についてヒディンク氏に)打診をしたと言っても差し支えはないだろう。しかし現時点ではそれだけだ」とギャロップ氏は話した。

 一方、12日の韓国対ブラジルの親善試合を観戦するためにソウル(Seoul)を訪れていたヒディンク氏は、オーストラリア代表監督復帰に興味があるかどうかについてコメントはしなかった。

 ギャロップ氏の話すところによると、FFAは11月にオーストラリアで行われる親善試合までに新監督を迎え入れることを希望しているという。

 ヒディンク氏は現在監督職に就いておらず、新監督の有力候補とされてはいるが、同時にアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)氏、グラハム・アーノルド(Graham Arnold)氏、トニー・ポポビッチ(Tony Popovic)氏のいずれかが監督に就任する可能性があるとも見られている。(c)AFP