【10月12日 AFP】サッカー国際親善試合は11日、パリ(Paris)のパルク・デ・プランス(Parc des Princes)で行われ、フランスが6-0でオーストラリアに大勝した。

 フランスが得点力不足の解消を証明したのに対し、オーストラリアはブラジリア(Brasilia)で行われたブラジルとの親善試合で打ちのめされてから約1か月後の試合で、再び大敗を喫した。

 これにより、2011年のアジアカップでチームを決勝まで導き、W杯アジア予選では本大会出場権を確保したにもかかわらず、オーストラリア代表のホルガー・オジェック(Holger Osieck)監督が解任されている。

 ブラジルに敗戦後、オジェック監督は敗因としてオーストラリア国内の選手がシーズン開幕前、海外でプレーする選手がシーズン終了後だったことによる調整不足だと主張していたが、今回の結果でそのような言い訳はできなかった。

 フランスはオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が定位置を争うカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の前で2得点を挙げる素晴らしい活躍を見せると、フランク・リベリ(Franck Ribery)のPK、ニューカッスル(Newcastle United)でプレーするヨハン・カバイェ(Yohan Cabaye)とマテュー・ドゥビュシー(Mathieu Debuchy)のゴールで5得点を奪った。

 W杯欧州予選で最低でもプレーオフ進出を確保しているフランスは、後半から途中出場したベンゼマも得点を記録し、前回の試合でベラルーシから後半だけで4得点を奪った勢いを失っていないことを証明してみせた。(c)AFP