【10月11日 AFP】サッカー元ドイツ代表のローター・マテウス(Lothar Matthaus)氏が10日、現在のドイツ代表について言及し、自身が主将を務めて1990年のW杯イタリア大会で優勝したチームよりも、現在のチームの方が優れていると語った。

 ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が率いるドイツ代表は、2010年のW杯優勝国スペイン、アルゼンチンに次いで、国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングで現在3位につけている。

 2014年のサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選では、11日にケルン(Cologne)で行われる北アイルランド戦で勝ち点1を獲得すれば、本大会出場が確定する状況となっている。

 ドイツ代表で歴代最多となる150試合に出場している52歳のマテウス氏は、現在の代表チームはブラジル大会でトロフィーを掲げることができると太鼓判を押している。

 マテウス氏はケルンの地元紙エクスプレス(Express)に対し、「今のチームの方が強い。メンバーにより深みがあるからだ」と語った。

「30人から35人の代表候補がいて、レーブ監督は各ポジションに2人か3人の選手を揃えられる」

 1954年大会、1974年大会、1990年大会に続き、4度目のW杯戴冠を狙うドイツだが、マテウス氏は今の陣容なら十分に可能だと語る。

「(チーム内の)雰囲気は素晴らしい。バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の選手同士の対立もない」

「チーム内でコミュニケーションが良くとれている。来年の大きな目標へ到達するには、ほぼ完璧な状態だ」

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