プランデッリ監督「イタリアはチーム一丸で戦う」、インタビュー
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【10月10日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の本大会出場を決めたイタリア代表には、かつてのように敵を脅かす大物ストライカーは存在しないかもしれない。
しかし、イタリアのクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督は、選手が一丸となった時の強さを侮ってはならないと考えている。
過去に4度のW杯制覇を誇るイタリアは、欧州予選でデンマーク、アルメニアと対戦するが、9月に予選突破を確定させており、通算18度目の本大会出場が決まっている。
イタリアが2010年南アフリカ大会(2010 World Cup)のグループリーグで屈辱的な敗退に終わった後、当時の指揮官マルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)氏からその座を引き継いだプランデッリ監督は、2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)では周囲の予想に反して決勝までチームを導いたが、スペインとの頂上決戦に0-4で敗れ、準優勝に終わった。
それから約15か月が経過した現在、プランデッリ監督はイタリアの辛口な批評家からいくつかの称賛を得るまでになったが、それでもイタリア代表はチームとして完成にはほど遠く、同監督が就任して以来、チームは17回の国際親善試合で4勝しか挙げていない。
2006年のドイツ大会でフランスとの決勝を制し、W杯優勝を飾ってから7年が経った今、プランデッリ監督はイタリアが2014年大会の優勝候補と見られていないことを認めている。
しかし、セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)で指揮を執った経歴を持つプランデッリ監督は、イタリア代表チームが一丸となって戦うことで強豪と渡り合えると信じている。
イタリア代表チームが練習を行っているフィレンツェ(Florence)でAFPの取材に応じたプランデッリ監督は、「選手は自分たちの潜在能力をとても理解している」と語った。
「(GKの)ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)は、われわれが優勝候補の序列で『2列目』にいるというが、それは正しい。また、大物選手がいない代わりに、選手が協力し合うことで力を補うとするジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)の意見にも賛同する」
「その方向性から始めていけば、W杯はわれわれにとって素晴らしい大会になるだろう」
セリエAの昨季王者ユベントス(Juventus)のブッフォンがゴールマウスを守る中、ディフェンスラインもほとんど同じチームの選手で揃えられており、イタリア代表の守備はとても強固とみられている。その証拠に、イタリアは同じグループのブルガリア、デンマーク、チェコ、アルメニア、マルタと対戦した欧州予選8試合で5失点しか喫していない。
その一方でプランデッリ監督は、チームはまだ中盤から前線への連動性を見つけられていないと語っている。
9月10日にトリノ(Turin)で行われた欧州予選で、イタリアは2-1でチェコを破りW杯本大会出場を決めたが、その試合で不安定なプレーを見せていたことは否定できなかった。
チェコに1-0とリードされて前半を折り返したことについて、プランデッリ監督は「ロッカールームで笑うことはできなかったよ」と振り返った。
しかし、気持ちを入れ替えて後半に臨んだイタリアは、キエッリーニとマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)の得点で逆転に成功し、W杯本大会への切符を手に入れた。
ブラジルでの本大会まであと8か月を切った今、プランデッリ監督は若手選手に注目している。
アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)の後継者と見られているフランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)や、セリエAのナポリ(SSC Napoli)でプレーするロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)は、本大会のメンバーに招集されると予想されている。
しかしメンバーが変わっても、プランデッリ監督は方針を変えないとしており、「メンバー同士がお互いの能力を補完し合うスタイル」を貫くと主張している。
それでもプランデッリ監督は、大きな野望を抱くことはやめないと言う。
「われわれが何を目指しているかは言えない。ただひとつ言えることは、夢は大きく持たなければいけないということだ」
(c)AFP