【10月9日 AFP】化学兵器禁止機関(Organisation for the Prohibition of Chemical WeaponsOPCW)は8日、シリアの化学兵器廃棄を支援する査察団の第2陣を派遣すると発表した。

 この第2陣は、今月1日にシリア入りし、化学兵器の在庫確認と廃棄活動に当たっている国連(UN)とOPCWによる先遣隊を増員・強化するものだというが、任務についてのそれ以上の詳細は明かされていない。

 OPCWのアフメト・ウズムジュ(Ahmet Uzumcu)事務局長は、シリア化学兵器庫の破壊は「長く困難な」過程になるとしながらも、作業の「建設的な始まり」を歓迎した。

 同査察団は、米露主導によるシリア化学兵器廃棄の合意を具体化した国連安全保障理事会(UN Security Council)決議の下、2014年半ばまでに任務を完了することになっている。(c)AFP