カナダのスパイ行為にブラジル大統領が非難
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【10月8日 AFP】ブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領は7日、同国のテレビ局、グロボ(Globo)が前日放映した、カナダの情報機関がブラジルの鉱業・エネルギー省に対しスパイ活動を行っていたとの報道番組をうけ、カナダのスパイ行為を非難するとともに米国と同盟国に対し、こうした慣習を止めるよう自身のツイッター(Twitter)を通じて求めた。
ルセフ大統領は、鉱業・エネルギー省を標的としたカナダ情報機関による電子メールなどの通信傍受の裏にカナダ政府の経済および戦略的な動機があることを、グロボの番組が裏付けたと断定し、ブラジル鉱山に権益を持つカナダ政府に対して説明を求めた。
この件をめぐりブラジル政府は7日、カナダ大使を外務省に呼びルイス・アルベルト・フィゲイレド(Luiz Alberto Figueiredo)外相が強く抗議するとともに説明を要求した。
だが、これまでのところカナダ側は沈黙を守ったままで、国防省報道官が「海外の情報収集活動について、我々はコメントしない」との声明を出した程度だ。
6日のグロボの報道に先立ち、米国家安全保障局(National Security Agency、NSA)がルセフ大統領や側近らの通信を傍受していた事実が、米当局の監視プログラムを暴露し訴追されたエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が公開した資料から明らかになっている。(c)AFP