【10月8日 AFP】米国で8日、新100ドル紙幣の流通が始まった。1996年以来の改定で、従来の緑色に若干の色の変更を加えた他、偽造防止のための特別な技術が施されている。

 100米ドル紙幣は、小規模な取引から大規模な薬物密売に至るまで、世界中で行われる現金決済で重要な役割を果たしている。新紙幣の表面にはアメリカ独立戦争(American Revolutionary War)で功績を残した政治家ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)の有名な肖像画が、裏面には1776年7月4日に独立宣言が出されたフィラデルフィア(Philadelphia)の独立記念館(Independence Hall)が印刷されている。

 フランクリンの肖像の隣に描かれたインクつぼの中には、見る角度によって色が茶から緑に変化する鐘が描かれている。また、紙幣の中央に走る青いリボンには、紙幣を傾けると動いているように見える小さな鐘や「100」の文字が無数に描かれている。(c)AFP/Paul HANDLEY