【10月7日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で6日、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」が閉幕した。

 約200年前に始まった祭典は、今年で180回目。16日間の開催期間中の来場者数は640万人で、1リットル入りの大ジョッキ計670万杯が消費されたが、これは五輪で使われるプール2つを満タンにしても、まだ余るほどの量だ。また、雄牛114頭、仔牛58頭が来場者たちの胃袋に収まった。ほかにも訪れた人たちはビールとともに、プレッツェルや豚肉料理、クネーデルなどドイツの伝統食を楽しんだ。

 一方、赤十字(Red Cross)社によると、オクトーバーフェストで医療処置が必要となった来場者は7551人で、昨年より20%減った。うち638人が急性アルコール中毒で、割れたグラスの破片でけがをした人も多数いた。

 オクトーバーフェスト会場からの通報で警察が駆け付けた回数は2031回で、昨年と全く同じ回数だった。(c)AFP