【10月8日 MODE PRESS】「ヴェルサーチ(Versace)」が、デザイナーのドナテッラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)を描いたテレビ映画『House of Versace』の内容は「フィクション」であり、事実と異なるとコメントした。本作ではドナテッラがこれまで築き上げてきたファッション界での功績や、兄ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)の死によってもたらされた苦悩を描いている。

 原作はデボラ・ボール(Deborah Ball)が2010年に執筆した『House of Versace: The Untold Story of Genius, Murder and Survival』。本作では、ジーナ・ガーション(Gina Gershon)がドナテッラ役を務める。

 ブランド関係者は「ヴェルサーチが原作の内容を認めていないので、これはフィクション作品としてみなされるべきです。ヴェルサーチはこの作品とは一切関係していません」とコメントしている。

 本作の予告編ではジーナがイタリア語訛りの英語で「みなさん、ヴェルサーチですよ!お店を覗いていきませんか?旦那様も喜びますよ」と喋り、通行人を呼び込もうとするシーンもある。オファーがあった時、ジーナはドナテッラが変わった人物であることから、出演に乗り気ではなかったという。しかし、家族の物語が中心の作品であることを知って出演を決めたという。

 以前「最初は『私があの作品に関わるなんてありえない』と思っていました。だって、ドナテッラのことを最初に思い浮かべた時、『ああ、あのすごく派手で少し変わった人ね』って感じるでしょう?でも、台本を読んでみると、家族の物語が中心の作品だったの。それならやってみたいなと思ったんです」と語っていた。なお、本作は5日、すでにアメリカで放映済みだが16日と17日に再放送されるようだ。 (c)Bang Showbiz/MODE PRESS