【10月2日 MODE PRESS】マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のデザイナーを退任するかもしれないとの噂がファッション業界で囁かれている。マークが上場も視野に入れた「マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)」ブランドの事業拡大に専念したいと希望しているとみられているためだ。

「マーク・ジェイコブス・インターナショナル(Marc Jacobs International)」が上場した場合、同社株式の過半数を保有しているLVMHグループは多額の利益を見込める。だが、情報筋によると、マークと長年のビジネスパートナーであり、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」インターナショナルの会長を務めるロバート・ダフィー(Robert Duffy)氏は、上場についてまだ決定事項ではないとしている。

 一方、LVMHは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の元クリエーティブ・ディレクター、ニコラ・ゲスキエール(Nicolas Ghesquiere)をマークの後任に充てたい考えで交渉を重ねているという。ただ、2日にパリで発表する14年春夏コレクションや、2014年秋冬コレクションのデザインを手がけていることから、ジェイコブス氏の退任はもう少し先になるとみられている。

 直近でマークとロバートは、今月22日に開催されるファッション・グループ・インターナショナル(Fashion Group InternationalFGI)主催の「ナイト・オブ・スターズ(Night of Stars)」で、これまでの功績を評価されスーパースター(The Superstar award)賞を受賞する予定だ。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS