【10月1日 AFP】ケニア赤十字社(Kenyan Red Cross)は9月30日、首都ナイロビ(Nairobi)で起きたイスラム過激派による高級ショッピングモール襲撃事件で、少なくとも39人が行方不明のままだと発表した。

 先月中旬にイスラム過激派の武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート(Westgate)」を襲い人質を取って立てこもった事件では、4日間にわたって治安部隊と武装集団との流血の攻防が続き、少なくとも67人が犠牲となった。

 これまで61人とされていた同事件の不明者数は、39人に減った。これは遺体の身元が判明したことや、行方不明と思われていた人たちが事件当時、現場にいなかったことが分かったことなどによる。

 ケニアおよび外国の捜査機関は、犯行グループや事件の手掛かりを求めてショッピングモール内の遺体の徹底捜索を続けている。

 モールでは、治安部隊と武装集団との間で展開された激しい銃撃戦や爆発により、屋上駐車場の一部が崩壊。武装集団が最後まで立てこもっていたとみられる区域が、がれきで埋まった。同区域には人質に取られた人々もいた可能性がある。(c)AFP