【9月30日 AFP】ロシアの裁判所は29日、北極海の石油採掘に対し海上で抗議行動を展開し身柄を拘束されていた国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)のメンバー8人に対する2か月間の勾留の延長を命じた。

 ロシア北部ムルマンスク(Murmansk)レーニン(Lenin)区の裁判所は、すでに26日にグリーンピースメンバー22人の2か月間の勾留延長を命じており、29日の決定で同団体の抗議船「アークティック・サンライズ(Arctic Sunrise)」の乗員30人全員の11月24日までの勾留が決まった。

 グリーンピースの活動家30人は19日、国営エネルギー大手ガスプロム(Gazprom)の石油採掘への抗議行動で、海賊行為の容疑で拘束された。メンバーは英国籍が6人、ロシア国籍が4人で、他アルゼンチンやイタリア、フランス、オーストラリアなど16か国のメンバーが含まれている。審理には数か国の外交官が出席した。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO