コスタが男子ロードレース制す、ロード世界選手権
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【9月30日 AFP】2013年UCIロード世界選手権大会(2013 UCI Road World Championships)は29日、エリート男子ロードレースが行われ、ルイ・コスタ(Rui Alberto Costa)がポルトガル勢として初の優勝を飾った。
2位にホアキン・ロドリゲス(Joaquin Rodriguez)、3位にはアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)のスペイン勢が続いた。
272.2キロメートルという長丁場のレース終盤には雨が降った影響もあり、優勝候補に挙げられていた選手の失速が見られ、英国チームは全滅となった。
イタリアのヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)は、フィレンツェ(Florence)の起伏に富む16.9キロメートルの周回コースの最終10周目、重要な局面でチームメートの援護をまったく得られず4位に終わった。
6月に行われたツール・ド・フランス(2013 Tour de France)でステージ2勝を記録し、ツール・ド・スイス(Tour of Switzerland)では総合優勝を果たしたコスタが、前回覇者でベルギーのフィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert)からタイトルを奪い取っている。
最後の1周では集団が42人に絞られ、ジルベール率いるベルギーチームが優勝候補の最右翼とみられた。
しかし、3つある上りの2番目で先に仕掛けたニバリに対抗し、勝負に出たロドリゲスのペースにジルベールと同じく優勝候補筆頭に挙げられていたファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara、スイス)はついていくことができなかった。
最終的にジルベールはコスタの優勝記録、7時間25秒44から34秒遅れの9位でゴールを通過し、カンチェラーラは同タイムの10位に終わった。(c)AFP