【9月28日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico Madrid)は28日、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との試合で、14年ぶりの勝利を収めたマドリード・ダービーの再現を狙う。

 5月に行われたサンチャゴ・ベルナベウでのスペイン国王杯(Copa del Rey 2012-13)決勝では、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が退場となり、当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督も退席処分になるなど波乱の展開となったが、アトレティコは延長戦の末にレアルを破った。

 その後、レアルはモウリーニョ監督が退団し、後任にはカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏が就任したが、継続路線を敷いたアトレティコはディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の下で躍進を続け、チームは現在リーグ戦6連勝を飾り、ライバルのレアルに勝ち点2差をつけている。

 24日のオサスナ(CA Osasuna)戦にも勝利し、過去最高に並ぶ開幕好発進を果たしたアトレティコは、両チームにとって大一番となるダービーでも、好調なチーム状態を持続させたいと考えている。

 アトレティコのDFフィリペ・ルイス・カスミルスキ(Filipe Luis Kasmirski)は、「勝つ可能性はあるし、勝ち方も知っている。僕たちはそれを何としてでも実行しなくてはならない」と語った。

「今回もとても難しい試合になることを分かっている。国王杯の決勝は彼らの日ではなかった。それでも6、7回は決定機を作り出し、ポストに嫌われた場面も何度かあった」

「だけど僕らだってすごく手堅いし、チームとしてのまとまりは注目に値するレベルにある。ほかの誰かより重要な選手などいないというチーム・スピリットを保ちながら、状態を持続させる必要がある」

 レアルは前週のヘタフェ(Getafe CF)との試合前の練習中に太ももの張りを訴え、出場を回避したギャレス・ベイル(Gareth Bale)が、アトレティコ戦でついに本拠地デビューを飾るとみられている。

 ベイルと直接対戦する可能性の高いルイスは、待ち受ける課題の難しさを理解しつつ、「最高のスペクタクルは、誰も出場停止がなく、全員がプレーできるときに生まれるものだと思う」と語った。

「ベイルはとてもいい選手だけれど、レアルは資金力で優れたクラブだからほかにも優秀な選手を擁している。4000万ユーロのアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)とか、いくらか知らないけどイスコ(Isco Alarcon)とかね」

「誰が出場するのかは分からないけれど、ベイルが素晴らしい選手であることは間違いない。対戦したことはまだないが、完全に止めるのは難しいと分かっている」

■エルチェに辛勝したレアル、アンチェロッティ監督は「ダービーに勝てない」

 レアルにとって、アトレティコで最大の脅威となるのはブラジルからスペインに帰化し、同国代表への選出も近いと言われるジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)になる。コスタはここまで、リーグ戦6試合に出場して7得点を挙げている。

 また、レアルには改善すべき点も多く、25日のエルチェ(Elche CF)戦では後半ロスタイムに疑惑の判定で得たPKをロナウドが決め、アトレティコと首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差が4に広がるのをかろうじて逃れた。

 レアルのアンチェロッティ監督は2-1で勝利したエルチェ戦終了後、怒りをにじませながら「このようなプレーでは、ダービーに勝てない」と認めた。

「我々はもっと激しく、特徴を出してプレーする必要がある」

 レアルは数週間にわたって戦線離脱していたマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が復帰し、ファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)に代わって左サイドバックに入る可能性が高い。

 またアンチェロッティ監督は、アシエル・イジャラメンディ(Asier Illarramendi)、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)、サミ・ケディラ(Sami Khedira)の3人のMFから、先発を2人選ぶことになる。(c)AFP