【9月27日 AFP】サッカードイツ代表のミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が負傷していたことが明らかになり、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、主力ストライカー不在で2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選を戦うことになった。

 9月に行われたドイツ代表の試合で通算68得点目を記録し、ゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏が持つ同国代表歴代最多得点記録に並んだクローゼは、25日に右足の手術を受け、最低でも2週間は戦列を離れることが明らかになった。

 予選グループで2位以下に勝ち点5差をつけてトップに立つドイツは、あと勝ち点1を獲得すればW杯本大会出場が決定するが、イタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)に所属するクローゼは、10月11日のアイルランド戦と15日のスウェーデン戦を欠場することになる。

 クローゼは独紙ビルト(Bild)に対し、「手術は成功した。痛みを我慢して数週間プレーをしたため、そうせざるを得なかった」と語った。

「一日も早くラツィオとドイツ代表に復帰するため、できる限りの努力をするつもりだ」

 ドイツ代表はイタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)に所属するマリオ・ゴメス(Mario Gomez)もひざの故障で欠いており、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)のマックス・クルーゼ(Max Kruse)が第3の選択肢になる。

 レーブ監督はまた、前回のW杯を最後に代表入りを拒否し続けているバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)のステファン・キースリング(Stefan Kiessling)を招集することができる。(c)AFP