【9月25日 AFP】米ファストフード大手のバーガーキング(Burger King)は24日、低脂肪・低カロリーを実現したフライドポテトの提供を米国で開始した。

 満足を意味する英単語「satisfy(サティスファイ)」をもじって「Satisfry(サティスフライ)」と名付けられたこの新メニューは、オリジナルのポテトに比べて、脂肪分は3分の1に、カロリーは20%減り、Sサイズのポテトでは従来の340キロカロリーから270キロカロリーに抑えられている。

 同社によれば、ポテトを揚げる際に油の吸収を抑えることで低カロリー化を実現。外側のカリカリ感と内側のホクホク感は維持しているという。また、マクドナルド(McDonald)のポテトと比べても、脂肪分は40%少ないとされている。

 ただ、この新商品の効用に誰もが納得しているわけではない。ダイエットの専門家であるミッツィ・ドュラン(Mitzi Dulan)さんは米紙USAトゥデー(USA Today)に対し、「このフライドポテトが体にいいと思い込み、大きなサイズの注文をしないといいのだが」とのコメントを寄せている。

 米国ではファストフード産業の隆盛が国内で蔓延している肥満の原因とみなされている。バーガーキングはマクドナルドとケンタッキー・フライドチキン(KFC)に次ぐ世界第3位のファストフードチェーン。(c)AFP