【9月23日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は22日、本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で今季をもって現役引退する守護神、マリアーノ・リベラ(Mariano Rivera)の引退セレモニーを行った。

 MLB歴代1位のセーブ記録を樹立したリベラの引退セレモニーが同日行わたサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)戦を前に開催され、ヤンキースの現役選手の他、リベラの家族や球団関係者らが出席した。

 また、デービッド・コーン(David Cone)氏や松井秀喜(Hideki Matsui)氏、ティノ・マルティネス(Tino Martinez)氏、ポール・オニール(Paul O'Neill)氏、バーニー・ウィリアムス(Bernie Williams)氏、ホルヘ・ポサダ(Jorge Posada)氏、ジョン・ウェットランド(John Wettland)氏など、元選手の姿もあった。

 プロデビューからヤンキース一筋だったリベラは、新旧チームメートらに対し、「本当にうれしいよ。ありがとう。みんなのことが大好きだ。とても特別な存在だ」と感謝の言葉を述べた。

 また、ヤンキースはリベラの背番号42を永久欠番とした。

 元々42番はアフリカ系米国人の大リーガーとして草分け的存在だった、故ジャッキー・ロビンソン(Jackie Robinson)氏の功績を称えるために1997年よりMLB全体を通じて永久欠番となっていたが、当時から同じ背番号を背負っていた選手は引退するまで保持することが認められていた。

 セレモニーではヘビーメタルバンド、メタリカ(Metallica)がライブパフォーマンスを行い、リベリのテーマソングである『エンター・サンドマン(Enter Sandman)』を披露した。

 同楽曲の演奏中にブルペンからリベラが姿を現すと、観衆からは大きな声援が沸き上がった。

 試合はヤンキースが1-2でジャイアンツに敗れた。リベラは8回から登板したが、敗戦を防ぐことはできなかった。(c)AFP