【9月20日 AFP】13MLBは19日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は7-6でアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)を下し、プレーオフ進出一番乗りを果たした。

 ヘンリー・ラミレス(Hanley Ramirez)の2本塁打、4打点の活躍でドジャースが接戦を制した。

 この日の試合は浮き沈みが激しく、ドジャースにとっては今シーズンの戦いぶりを象徴するかのような試合となった。先制したドジャースはリードを生かせず、3点差を追う展開から逆転勝利を掴んだ。

 6-6で迎えた8回、ドジャースは先頭打者のA・J・エリス(A.J. Ellis)がソロ本塁打を放って勝ち越しに成功し、4年ぶりの地区優勝を決めた。

 ラミレスが5打数4安打を記録したドジャースは、メジャーリーグの歴史上4球団目となる、7月1日以降に最下位を経験してからの優勝を達成した。

 選手に支払っている年俸総額がリーグトップの2億1600万ドル(約214億円)に上るドジャースは、開幕から30勝42敗と大きく出遅れ、ドン・マッティングリー(Don Mattingly)監督の更迭を求める声が噴出した。

 6月21日の時点で勝率5割ながらも首位に12ゲーム差をつけられていたドジャースだったが、そこから58勝23敗の快進撃を見せた。

 その間、42勝8敗という驚異的な勝率を記録した時期があり、その躍進にはヤシエル・プイグ(Yasiel Puig)の活躍が一因と考えられている。キューバから亡命したプイグがマイナーリーグからメジャーに昇格した時期と、ドジャースが連勝街道を突き進んだ時期は重なっている。

 この日は両者ともに終盤まで互角の戦いが続いていたが、8回にリリーフ登板したドジャースのブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)が相手の流れを断ち切ると、守護神ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)が今季26セーブ目を記録した。(c)AFP