【9月19日 AFP】米宇宙企業オービタル・サイエンシズ(Orbital Sciences)は18日、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に物資を運ぶ無人補給機「シグナス(Cygnus)」の初の打ち上げに成功した。米航空宇宙局(NASA)が推進する、米国の宇宙飛行ミッションの民営化計画の一環だ。

 打ち上げ成功後に記者会見した元NASA宇宙飛行士のフランク・カルバートソン(Frank Culbertson)同社副社長は「これは人の宇宙飛行を支援するために、何ができるかの始まりに過ぎない」と語った。

 同社のロケット「アンタレス(Antares)」に搭載されたシグナスは、米バージニア(Virginia)州ワロップス島(Wallops Island)にあるNASAのワロップス飛行施設(Wallops Flight Facility)から現地時間の18日午前10時58分(日本時間同日午後11時58分)に打ち上げられた。約10分後にロケットから無事切り離され、打ち上げは成功した。

 シグナスは食料や衣類などの貨物を約590キロ搭載し、22日に国際宇宙ステーションへ到着する予定。(c)AFP/Jean-Louis SANTINI