【9月18日 AFP】男子テニス選手のバーナード・トミック(Bernard Tomic、オーストラリア)の父親のジョン・トミック(John Tomic)氏が、今となっては息子の練習相手を「本当に殴っておけばよかった」と語った。

 トミック氏は今年5月、マドリード(Madrid)市内で息子の練習パートナーだったトマス・ドルーエ(Thomas Drouet、フランス)に頭突きをして鼻骨を折り、今月6日に執行猶予の付いた禁錮8か月の判決を受けた。

 裁判でトミック氏は起訴内容を否認し、正当防衛を主張していた。

 オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙の取材に応じたトミック氏は「私はやっていない。それに今となっては本当に殴っておけばよかったと後悔している。この裁判はバーナードにとって不利に働き、私にとっても不利に働いている」と語った。

 「今では、どうして本当に殴らなかったのか心から後悔している。彼(ドルーエ)はそうされるべき人間だからだ。今後、さらなるトラブルを招くことはわかっているが、彼が嘘をついてることを知っている」

 オーストラリアのメディアは今週に入り、マドリードに移動する前に滞在していたモナコのモンテカルロ(Monte Carlo)でトミック氏が息子のバーナードの顔を叩いて流血させたと記されたドルーエの日記を報道している。

 これに対してトミック氏は「絶対にない。私が自分の息子、子供に手を上げるなんてあり得ない。私は自慢の父親であり、子供たちは私を愛している」と同紙に述べている。

 厳格なトミック氏は、口論とラケットでの殴打はあったと認めている。

 49歳のトミック氏はマドリードの裁判所に控訴するかどうかについては取材で明言しなかったものの、頭突きの容疑については一貫して否定していた。

 「(ドルーエの)主張についても裁判所の結論を受け入れる必要があるし、裁判所の判断や自分のやるべきことを受け入れるつもりだ。ただ、私はやっていない」

 「あれは頭と頭がぶつかったのであって、彼が当たってきた時に私が彼を掴み、それで頭と頭が衝突した」

 この一件により、オーストラリア男子のトップ選手であるトミックの父親はATP大会における無期限の活動停止が言い渡されている。(c)AFP