【9月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)で連覇を目指し、17日にその初戦を迎えるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)だが、マティアス・ザマー(Matthias Sammer)スポーツディレクター(SD)のチームを非難する発言が、混乱を招いている。

 グループBの初戦でCSKAモスクワ(CSKA Moscow)を迎え撃つバイエルンは、14日に行われた13-14ドイツ・ブンデスリーガ1部第5節でハノーバー96(Hannover 96)を相手にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)とフランク・リベリ(Franck Ribery)が得点し、2-0で勝利した。

 しかし、ザマー氏はバイエルンのプレーぶりを「無気力」で「情熱がない」などと酷評した。バイエルンはリーグ戦で4勝1分の2位につけており、このコメントに周囲は驚きを隠せない。

 バイエルンのウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長は、独日刊紙ビルト(Bild)に対し「マティアスが火に油を注ぎたいと思っているのは分かる。しかし、私自身は今の時点で火を燃え上がらせる必要はないと思う」とコメントした。

「これについては話し合うつもりだ。バイエルン・ミュンヘンにとって悪いイメージを与えることになってしまうからね。まるで5試合中3試合に敗れ、2試合を引き分けたかのような感じだ」

「敵は内にではなく外にいる。選手も人間だ、油断することもある」

 一方で、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、ザマー氏には意見を述べる権利があると語った。

「マティアスは私と同じで非常に感情豊かだ。クラブにいる人間が意見を出すことは、ここドイツでは文化だ。もしスペインで起これば問題になるだろうが、ここでは普通のことだ」

■クラブOBからは賛否両論

 また、バイエルンの元会長、フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏は、「マティアスは『出だしから戦え!』というモットーの下で動いているのだと思う。彼のコメントは訴えなのだろう」と、ザマー氏の批判は適切だと述べた。

 その一方で、元バイエルンのローター・マテウス(Lothar Matthaus)氏は、ザマー氏の激情に「本当にショックを受けた」とコメントしている。

 ミュンヘン(Munich)の地元紙「TZ」に対し、現在解説者を務めるマテウス氏は「選手に必要なのは批判ではなく信頼だ」と語った。

「あのようなコメントはただ大きな疑惑につながるものだが、それがマティアスなんだ。ああいったことを口にするのに正しいタイミングだったかどうかは私には見当がつかない」

(c)AFP