【9月16日 AFP】オーストラリアのシドニー(Sydney)で16日、大規模な児童への性的虐待疑惑について、教会や児童関連施設に対する異例の公聴会が始まった。疑惑は広範囲で「衝撃的」なものが含まれており、教会や児童施設、地域のコミュニティーグループや学校に対して聞き取りが行われる。

 公聴会を開いた、児童への性的虐待問題を調査するために設置された王立委員会「Royal Commission into Institutional Responses to Child Sexual Abuse」の委員長を務めるピーター・マクレラン(Peter McClellan)氏は、すでに数千人規模の人々が虐待について声を上げているという。

 同委員会は昨年11月、カトリック教会の聖職者による児童への性的虐待疑惑が相次いで浮上したことを受けてジュリア・ギラード(Julia Gillard)元首相が設立を発表した。ギラード氏は、調査はカトリック教会だけにとどまらないだろうと述べていた。

 マクレラン氏によると、これまでにホットライン電話で受けた虐待被害者からの報告は4301件。そのうち398人がすでに委員会への個別の報告を終え、449人が順番待ちで、1178人については未調査の段階だという。(c)AFP