【9月16日 AFP】陸上、グレートノースラン(Great North Run)が15日、英ニューカッスル(Newcastle)で行われ、ハーフマラソンの部でエチオピアのケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)が優勝を飾った。

 ここ3年間、トラックレースではベケレから主役の座を奪ってきた英国のモハメド・ファラー(Mohammed Farah)だったが、この日は終盤のベケレの粘りに屈し、優勝を逃した。

 五輪で3個の金メダルを獲得しながら、2009年以降はけがに悩まされ、調子を崩していた31歳のベケレは、一度はファラーとハイレ・ゲブレセラシェ(Haile Gebrselassie、エチオピア)の後ろに後退しながらも再び追いつくと、残り約2キロメートルからの下り坂で両者を引き離した。

 ファラーその後、残り800メートルとなってから必死の追い上げを見せたが一歩及ばず、2位に終わった。それでも、五輪と世界選手権の5000メートルと1万メートルを制しているファラーにとっては、1時間10秒で英国記録を更新したことは慰めとなった。一方のベケレはハーフマラソン初挑戦で1時間09秒を記録した。

 五輪の1万メートルで金メダルを2度獲得している40歳のゲブレセラシェは、1時間41秒で3位に入った。(c)AFP