【9月15日 AFP】13-14スペイン1部リーグは14日、第4節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は3-2でセビージャFC(Sevilla FC)を下した。

 FCバルセロナは、物議を醸す後半ロスタイムのアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)のゴールで4連勝を飾った。

 アウェーに乗り込んだセビージャは、サンチェスの得点が審判が示した3分のロスタイムを過ぎた後に決まったことだけでなく、後半に決めた得点が取り消されたことに憤った。セビージャFCの主将フェルナンド・ナバロ(Fernando Navarro)は「あれは強盗だ。何が起こったかはみんな見ている。僕らは良いゲームをしたけれど、こういったことが起こってしまえば何もできない」とコメントした。

 試合は前半36分、ダニエル・アルヴェス(Daniel Alves)のゴールでFCバルセロナが先制した。

 セビージャFCは後半20分、カラ(Juan Torres Ruiz 'Cala')がヘディングシュートを決めたと思われたものの、相手を押したとしてこれが取り消された。

 その5分後にリオネル・メッシ(Lionel Messi)が追加点を挙げ、FCバルセロナが勝ち点3を確実にしたかと思われたが、セビージャFCはその後イヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)とコケ(Jorge Andújar Moreno "Coke")が得点し、同点に追いついた。

 しかし、さらに意外な展開は続き、ロスタイムに入るとメッシのクロスをGKベト(Antonio Alberto Bastos Pimparel "Beto")が弾いたところにサンチェスが詰めて、勝利を決めた。

 FCバルセロナは同日、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)の負傷をツイッター(Twitter)上で明かした。アルバはこの試合の前半14分にアドリアーノ・コレイア(Adriano Correia)と交代していた。投稿によるとアルバは「右太ももの筋肉の断裂」を負い、15日にも検査を受けるという。

 これにより、アルバは18日に行われる欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のアヤックス(Ajax)戦の出場が厳しくなっている。(c)AFP