NY市長選挙、民主党予備選でデブラシオ氏が勝利
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【9月11日 AFP】米ニューヨーク(New York)市長選挙の民主党予備選が10日、投開票され、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市政監督官(52)が勝利を確実にした。
非公式の結果ながら、開票率97%の時点でデブラシオ氏の得票率は40.2%となり、10月1日に予定されていた決選投票を回避するために必要な40%をわずかだが超えた。
だが、そのわずかな差を受け、2位で同市の元会計監査役のビル・トンプソン(Bill Thompson)氏は、全ての票が数えられるまでデブラシオ氏の得票率が40%を下回ることに期待をつないでいる。
■反ブルームバーク市長路線を掲げて優勢に
同市は民主党が大多数を占める都市だが、ここ20年間、民主党から市長は選ばれていない。今回の市長選では民主党候補が、最近12年間にわたって市政を率いてきたマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長の後任となることが予想されている。
トンプソン氏と2位の座を争っていた、同性愛者を公言しているクリスティン・クイン(Christine Quinn)市議会議長はブルームバーグ市長派とみなされたが、これに対しデブラシオ氏は貧富の格差拡大の責任がブルームバーグ市長にあると批判し、反ブルームバーグ市長派の姿勢を鮮明に打ち出した。デブラシオ氏は年収50万ドル(約5000万円)以上の所得に対し、子どもたちの放課後のケアを実施するための課税を行う政策を発表している。
一方、共和党予備選では、都市交通局MTA(Metropolitan Transportation Authority)前会長のジョー・ロタ(Joe Lhota)氏が得票率52.6%で、富豪実業家のジョン・カチマティディス(John Catsimatidis)氏に勝利した。
市長選は11月5日に投開票される。(c)AFP
非公式の結果ながら、開票率97%の時点でデブラシオ氏の得票率は40.2%となり、10月1日に予定されていた決選投票を回避するために必要な40%をわずかだが超えた。
だが、そのわずかな差を受け、2位で同市の元会計監査役のビル・トンプソン(Bill Thompson)氏は、全ての票が数えられるまでデブラシオ氏の得票率が40%を下回ることに期待をつないでいる。
■反ブルームバーク市長路線を掲げて優勢に
同市は民主党が大多数を占める都市だが、ここ20年間、民主党から市長は選ばれていない。今回の市長選では民主党候補が、最近12年間にわたって市政を率いてきたマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長の後任となることが予想されている。
トンプソン氏と2位の座を争っていた、同性愛者を公言しているクリスティン・クイン(Christine Quinn)市議会議長はブルームバーグ市長派とみなされたが、これに対しデブラシオ氏は貧富の格差拡大の責任がブルームバーグ市長にあると批判し、反ブルームバーグ市長派の姿勢を鮮明に打ち出した。デブラシオ氏は年収50万ドル(約5000万円)以上の所得に対し、子どもたちの放課後のケアを実施するための課税を行う政策を発表している。
一方、共和党予備選では、都市交通局MTA(Metropolitan Transportation Authority)前会長のジョー・ロタ(Joe Lhota)氏が得票率52.6%で、富豪実業家のジョン・カチマティディス(John Catsimatidis)氏に勝利した。
市長選は11月5日に投開票される。(c)AFP