【9月11日 AFP】(写真追加)米アップル(Apple)は10日、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新機種「5S」と、その廉価版の「5C」の2機種を発表した。同時にこの2機種は、日本では携帯電話最大手NTTドコモ(NTT DoCoMo)からも発売されることが明らかになった。

「iPhone 5C」は、米国で携帯電話の利用契約をすれば、既存の基本モデルの半額程度の99ドル(約9900円)からという低価格設定となっている。現在スマートフォン市場には、米グーグル(Google)の携帯向け基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」を搭載した他社の低価格機種が多数登場してきており、アップルにはこの5Cでそれに対抗しようという狙いがある。

 一方、米国での価格が199ドル(約2万円)からの5Sについて同社のフィル・シラー(Phil Schiller)上級副社長は「スマートフォンのゴールドスタンダード」とうたっている。5Sは指紋認証機能も搭載している。

 同社はこの2機種の予約受け付けを13日に開始し、20日に米国や日本に加え、オーストラリア・英国・中国・フランス・ドイツ・シンガポールで発売する。(c)AFP/Glenn CHAPMAN