【9月10日 AFP】第68回ブエルタ・ア・エスパーニャ(68th Vuelta a Espana)は9日、第16ステージ(グラウスからサリェント・デ・ガリェゴ/アラモン・フォルミガル、146.8キロメートル)が行われ、アルゴス・シマノ(Argos- Shimano)のワレン・バルギル(Warren Barguil、フランス)が、4日間で2度目のステージ優勝を果たした。

 そして総合首位を守るアスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は、リードを大きく縮められた。

 バルギルはスカイ(Sky Pro Cycling)のリゴベルト・ウラン(Rigoberto Uran、コロンビア)との写真判定を制し、3位にはバルトス・フザルスキー(Bartosz Huzarski)が入った。

 一方、終盤3キロメートルの上りでレディオシャック・レオパード(RadioShack Leopard)のクリス・ホーナー(Chris Horner、米国)に突き放されたニバリは、その差を22秒縮められ、大会終了まで残り5ステージでホーナーとの差は28秒となった。

 モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)は、総合3位は変わらなかったものの、ニバリとの差は1分14秒まで縮まった。

 週末に2日続けてピレネー(Pyrenees)山脈での過酷なステージを終えて迎えたこの日のレースでは、20人以上のライダーが先導するメイン集団と、それを追い駆ける集団の二手にグループが大きく分かれた。

 レースは残り10キロメートルまで大きな動きはみられず、その後はバルギルが集団から飛び出して先頭に立ち、後続に約30秒差をつけたが、スタミナが尽きたバルギルは残り約1キロメートルでウランに追いつかれ、ステージを制した6日の第13ステージのような展開に持ち込むことはできなかった。

 ブエルタでのステージ初勝利を確実にしたかのようにみえたウランだったが、バルギルは最後の力を振り絞り、フィニッシュライン直前のスプリント勝負でウランをかわして勝利を収めた。

 3位には2009年大会覇者のバルベルデが入り、4位には今年のツール・ド・フランス(2013 Tour de France)で総合3位だったカチューシャ・チーム(Katusha Team)のホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez、スペイン)が続いた。

 2010年大会王者で総合首位のニバリは、スペイン出身のバルベルデとロドリゲスを抑えることができず、両者との差は28秒も縮まった。そしてニバリを振り切ったホーナーは、15日の最終ステージで自身初の総合優勝に可能性を残している。(c)AFP