【9月9日 AFP】2011年の東日本大震災の津波で内陸部に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸(No. 18 Kyotoku-maru)」の解体作業が9日、始まった。同船は震災の猛威を伝える象徴の1つだった。

 宮城県気仙沼市の当局者によると、解体作業の前には安全祈願の神事が行われたという。

 同船の解体は、地元住民の約7割が保存の必要は無いとの考えを示したことを受け決まった。船主は、船があることで被災者に迷惑を掛けたが、津波の脅威を伝える助けになったのではと語った。

 解体作業は10月19日までに終わる見通し。(c)AFP