バルギルが第13Sで初優勝、総合首位変わらず ブエルタ・ア・エスパーニャ
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【9月7日 AFP】第68回ブエルタ・ア・エスパーニャ(68th Vuelta a Espana)は6日、第13ステージ(バルスからカステルデフェルス、169キロメートル)が行われ、アルゴス・シマノ(Argos- Shimano)のワレン・バルギル(Warren Barguil、フランス)が優勝を飾った。
21歳のバルギルはステージ後半、10人の先頭グループの中で走行していたが、プロ転向後自身初のステージ優勝を手にするため絶妙の飛び出しを見せ、アージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r-La Mondiale)のリナルド・ノチェンティーニ(Rinaldo Nocentini、イタリア)とベルキン(Belkin Pro Cycling Team)のバウケ・モレッマ(Bauke Mollema、オランダ)を振り切った。
総合首位に立つアスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は、バルギルから2分43秒遅れで総合優勝を争うライバルたちとともに集団でフィニッシュし、総合2位につけるチーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のニコラス・ロッシュ(Nicolas Roche、アイルランド)との31秒差を維持した。
バルギルはフィニッシュラインを切ると空を指さし、初優勝を最近亡くなった祖父に捧げた。
「いつも応援してくれていた祖父のためにも勝ててとてもうれしい」
このステージ優勝は、2日にグラナダ(Granada)で行われた第10ステージでひどい落車事故に巻き込まれ25分をロスしたバルギルの運を大きく好転させる結果となった。
「クラッシュの前は総合19位につけていて自分でも上出来だと思っていただけにとてもがっかりしていた。今日はアタックも上手くいったし、この初勝利を挙げることができてうれしい」
ランプレ・メリダ(Lampre-Merida)のミケーレ・スカルポーニ(Michele Scarponi、イタリア)が1級山岳のアルト・デル・ラトペナット(The Alto del Rat Penat)の登りの後、短時間だけレースをリードした。しかし、大集団から抜け出した他の9人が形成する先頭グループにすぐに吸収されてしまった。
その先頭グループは、ステージ残り40キロメートルから、後続の集団を終始3分前後リードした。
ステージ優勝者が先頭グループの10人に絞られると、コフィディス・ル・クレディ・アン・リーニュ(Cofidis, Le Credit En Ligne)のジェローム・コッペル(Jerome Coppel、フランス)とエウスカルテル・エウスカディ(Euskaltel Euskadi)のエゴイ・マルチネスデエステバン(Egoi Martinez De Esteban、スペイン)が最初に仕掛けたが、すぐさま追いつかれた。
しかし、ついにゴールまで400メートルの登りで決定的なアタックを仕掛け、振り切ったのは経験のないバルギルだった。
ニバリ、ロッシュ、モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)、レディオシャック・レオパード(RadioShack Leopard)のクリス・ホーナー(Chris Horner、米国)とカチューシャ・チーム(Katusha Team)のホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez、スペイン)は全員同タイムの集団でゴールしたため総合順位のトップ5に変動はなかった。
しかし、7日のアンドラ(Andorra)に向かうコースの最後の100キロメートルは手強い登りが連続するため、ロドリゲスがより一層積極的に仕掛けてくるものとニバリは予想している。(c)AFP