カンチェラーラが個人TT制す、総合首位は再びニバリに ブエルタ・ア・エスパーニャ
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【9月5日 AFP】第68回ブエルタ・ア・エスパーニャ(68th Vuelta a Espana)は4日、第11ステージ(タラソナ、38.4キロメートル、個人タイムトライアル)が行われ、レディオシャック・レオパード(RadioShack Leopard)のファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara、スイス)が51分00秒でステージ優勝を飾った。
一方、アスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)が総合首位の座を奪還している。
タイムトライアルのスペシャリストであるカンチェラーラは、ステージ序盤の上り坂でペースをつかむと、その後も力強い走りを続けてフィニッシュし、オメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のトニー・マルティン(Tony Martin、ドイツ)を37秒差で抑え、大会最初にして唯一となる個人タイムトライアルのステージを制した。
カンチェラーラと1分24秒遅れの3位には、アージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale) のドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(Domenico Pozzovivo、イタリア)が入った。
カンチェラーラはレース後、この日のステージ優勝は、今月後半にイタリアのフィレンツェ(Florence)で行われる2013年UCIロード世界選手権大会(2013 UCI Road World Championships)に弾みをつける良い結果だと述べた。
世界選手権の個人タイムトライアルは、ほぼ平坦な57.9キロメートルのコースで争われ、カンチェラーラは「世界選手権に向けて調子は上向いている。とはいえ今日の結果から、自分がトニー・マルティンに肩を並べたとはあまり思わない。フィレンツェのコースはこことは全然違うからね」と語った。
ニバリはトップと1分25秒差のステージ4位に入り、レディオシャックのクリス・ホーナー(Chris Horner、米国)に代わって総合首位へ返り咲いた。
第11ステージを54分01秒で終えたホーナーは総合4位に後退し、2010年大会王者のニバリからは46秒遅れている。
今年の第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)を制したニバリは、前日に蜂に刺され、顔をひどく腫らしてこの日の朝を迎えたが、上々の結果を残した。
今季のニバリはタイムトライアルでの走りを大きく改善しており、この日も蜂に刺された影響は感じさせなかった。
ニバリは「昨日はちょっと蜂に刺されてしまって、朝起きたら目が腫れてたんだ。けれどレース中は大きな問題にはならなかったよ」と語った。
「アレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)がタイムトライアルに強いのはわかってたし、実際その通りになった。プリト(ホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez))にとっては厳しい結果になったけれど、それでも大きなライバルであることに変わりない」
ニバリと33秒差の総合2位には、ステージ6位に入ったチーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のニコラス・ロッシュ(Nicolas Roche、アイルランド)が浮上し、2009年大会覇者のバルベルデはステージ7位となり、ホーナーとタイム差なしの総合3位につけている。
今年のツール・ド・フランス(2013 Tour de France)で総合3位に入賞したロドリゲスは、今ステージでは輝きを見せられず21位に終わり、総合順位は5位となった。山岳ステージを得意とする小柄なポッツォヴィーヴォは、予想外の健闘を見せたことで、総合でも6位に順位を上げた。(c)AFP