【9月5日 Relaxnews】「世界一有名なネコ」が今月、初めて米国に向けて飛び立つ。

 ビジネス・トラベラー・アジア・パシフィック(Business Traveller Asia-Pacific)誌によると、台湾のエバー航空(Eva Airways)は今月、世界中で数十年にわたって熱狂的なファンを獲得してきた「ハローキティ(Hello Kitty)」を塗装したボーイングB777-300、「ハローキティジェット」を台北(Taipei)から米ロサンゼルス(Los Angeles)までの便に投入する計画だ。

 エバー航空はこれまでに、日本や香港、中国、韓国などアジアの各地やグアムとの間を結ぶ路線で「ハローキティジェット」を運行している。

 就航するのは台北~ロサンゼルス間の週3便で、機内のあらゆるものにシンプルかつ象徴的な「リボンを付け、左右にひげが3本づつある、口がない白いネコ」のキャラクターが描かれる。

 米国への路線で展開されるのがアジアでの「ハローキティジェット」プログラムと同様のものだとすれば、気弱な人や、カワイイ物が嫌いな人向きではない。手荷物のタグや搭乗券にもキティちゃんのイラストが入り、キティちゃん尽くしの旅はチェックインカウンターから始まるためだ。

 機内もまた、座席や石けん、トイレットペーパーまで全てがキティちゃん仕様になる。キティちゃんのかわいらしさに突然胸がむかついたり、「過剰摂取」気味になったら、すぐに「キティちゃん柄のエチケット袋」の底に向き合おう。そして吐き気を紛らすために何か必要なら、袋にキティちゃんがプリントされたミックスナッツやあられをおなかに詰め込もう。キティちゃんのカップで、水を一口飲んでもいいかもしれない。(c)Relaxnews/AFPBB News