【9月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)へ加入したメスト・エジル(Mesut Ozil)が3日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)から移籍するに至った経緯を語った。

 エジルは、元々はレアル退団の意思は持っていなかったが、ベンチ要員となる可能性が高いことに危機感を抱き、考えを変えたと認めた。

 レアルが1日、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)からギャレス・ベイル(Gareth Bale)の獲得を完了したことを受け、エジルは4240万ポンド(約65億6000万円)とされる移籍金でのアーセナル移籍に同意した。

 ドイツ代表の司令塔であるエジルは、移籍を決断した理由は、レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督の構想から、自身が外れていることがはっきりしたためだと、ドイツサッカー連盟(DFB)の公式ウェブサイトで語った。

「(数日前の)あの時点では、レアルを離れるつもりはまったくなかった。けれどその後、監督とクラブの首脳が僕にもう信頼を置いていないことが分かった」

「選手としてそうした信頼が必要だったし、そこでアーセナル行きの可能性が持ち上がったから、行くことを選んだ」

 現在エジルは、ドイツ語に堪能なアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督の下で、代表チームの同僚であるペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)、ルーカス・ポドルスキ(Lukas Podolski)とともにプレーする瞬間を心待ちにしている。

 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04(Schalke04)、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)でプレーした経験を持つ24歳のエジルは「ベンゲル監督は信頼を示してくれたし、僕もこれで選手としてさらに前進できる。W杯ブラジル大会(2014 World Cup)には最高の状態へ持っていきたい」と意気込んだ。

「ベンゲル監督とは電話でじっくり話をして、監督のサッカー観を説明してもらった。今は掛け値なしに、ポドルスキやメルテザッカーとプレーできるのをうれしく思っている。この新しい挑戦に心から納得しているし、アーセナルには素晴らしいサポーターがいて、最高のスタジアムがあって、一流の選手がいることも前から知っている」

 エジルは14日に行われるプレミアリーグ第4節、敵地でのサンダーランド(Sunderland AFC)戦で、アーセナルでのデビューを飾る可能性がある。(c)AFP