国際レスリング連盟会長 「IOC投票後も改革は止めない」
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【8月30日 AFP】国際レスリング連盟(International Wrestling Federation、FILA)のネナド・ラロビッチ(Nenad Lalovic)会長がAFPのインタビューに応じ、五輪での競技存続のために実施した改善について言及。さらに、2020年五輪でレスリングが復帰したとしても、改革は止めないと話した。
国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)は今年2月、2020年夏季五輪からレスリングを正式競技から除外するという驚きの採択を下した。
これを受けて、当時のFILA会長は辞任を強いられ、その後任にラロビッチ氏が就任した。以降、ラロビッチ会長は連盟とともにレスリングの改革を進めるために尽力している。
ラロビッチ会長と連盟による努力の甲斐あって、レスリングは2020年五輪で追加される新競技の最終候補に入り、現時点では野球・ソフトボール、スカッシュを差し置いて、追加競技1枠に選ばれる最有力候補とされている。追加競技は8日にアルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)で行われるIOCの投票によって決定する。
ラロビッチ会長は、2020年五輪で競技が追加されようがされまいが、すでに改革で改善された箇所はそのまま残すという。
「3000年にも及ぶ歴史の中で、レスリングは最大の危機に陥った」とラロビッチ会長は話す。
「しかしわずか6か月で、われわれはIOCに提案された改革を実行することに成功した。新しいルールを導入し、連盟から独立した審判委員会も確立させた。また2016年のリオデジャネイロ五輪から、女子競技は6階級に増加する」
「ブエノスアイレス(での投票)で勝っても負けても、この改革は残る。われわれは選手たち、そしてレスリングのためにそうする義務があるのだ」
IOC総会で最終プレゼンテーションを行うため、1日からブエノスアイレス入りしているラロビッチ会長は、レスリングをテレビ向けのスポーツへと生まれ変わらせることも、大きな改革の一部だったと語る。
「以前はルールが理解不可能で、仕組みがわかりにくかった。しかし改革はとてもわかりやすくなり、テレビ向きになった。2分間の試合で何が行われているのか、誰でも理解できるスポーツになった」
それに加え、露出が多く見栄えが良くないユニホームも違うデザインに変更されるという。
ラロビッチ会長が指揮を執って改善されたレスリングは、引退する現職のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)IOC会長の後任の最右翼といわれるトーマス・バッハ(Thomas Bach)副会長の支持も得ている。
さまざまな変更は先日ブルガリアのソフィア(Sofia)で開催された世界ジュニア大会で導入され、選手やファンからの支持を集めたという。
「これまでの観衆は開会式のコンサートだけ見に来て、そのあとは帰っていた。しかし今回は多くの人が会場に残り、迫力のある試合を楽しんでいるようだった」
「(新ルール導入により)選手たちはマットで取っ組み合いをせずに、立って戦っていた。120キロ級に出場した若いロシア人選手は、全5試合を制するのに合計172秒しかかからなかった。以前ではこんなことはあり得なかった」
IOCによる追加競技の投票が迫る中、緊張感は高まってきているとラロビッチ会長は語る。
「候補に挙がっているほかの競技にとってもそれは同じことだ。ただ、われわれはほかの2競技よりもスタートが遅かった。短い期間でキャンペーン活動の準備をしなければならなかった。しかし、この活動を通して見せたわれわれの力は、レスリング選手の精神力の強さを表している」
「レスリングにはノックアウトという概念はない」
(c)AFP
国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)は今年2月、2020年夏季五輪からレスリングを正式競技から除外するという驚きの採択を下した。
これを受けて、当時のFILA会長は辞任を強いられ、その後任にラロビッチ氏が就任した。以降、ラロビッチ会長は連盟とともにレスリングの改革を進めるために尽力している。
ラロビッチ会長と連盟による努力の甲斐あって、レスリングは2020年五輪で追加される新競技の最終候補に入り、現時点では野球・ソフトボール、スカッシュを差し置いて、追加競技1枠に選ばれる最有力候補とされている。追加競技は8日にアルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)で行われるIOCの投票によって決定する。
ラロビッチ会長は、2020年五輪で競技が追加されようがされまいが、すでに改革で改善された箇所はそのまま残すという。
「3000年にも及ぶ歴史の中で、レスリングは最大の危機に陥った」とラロビッチ会長は話す。
「しかしわずか6か月で、われわれはIOCに提案された改革を実行することに成功した。新しいルールを導入し、連盟から独立した審判委員会も確立させた。また2016年のリオデジャネイロ五輪から、女子競技は6階級に増加する」
「ブエノスアイレス(での投票)で勝っても負けても、この改革は残る。われわれは選手たち、そしてレスリングのためにそうする義務があるのだ」
IOC総会で最終プレゼンテーションを行うため、1日からブエノスアイレス入りしているラロビッチ会長は、レスリングをテレビ向けのスポーツへと生まれ変わらせることも、大きな改革の一部だったと語る。
「以前はルールが理解不可能で、仕組みがわかりにくかった。しかし改革はとてもわかりやすくなり、テレビ向きになった。2分間の試合で何が行われているのか、誰でも理解できるスポーツになった」
それに加え、露出が多く見栄えが良くないユニホームも違うデザインに変更されるという。
ラロビッチ会長が指揮を執って改善されたレスリングは、引退する現職のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)IOC会長の後任の最右翼といわれるトーマス・バッハ(Thomas Bach)副会長の支持も得ている。
さまざまな変更は先日ブルガリアのソフィア(Sofia)で開催された世界ジュニア大会で導入され、選手やファンからの支持を集めたという。
「これまでの観衆は開会式のコンサートだけ見に来て、そのあとは帰っていた。しかし今回は多くの人が会場に残り、迫力のある試合を楽しんでいるようだった」
「(新ルール導入により)選手たちはマットで取っ組み合いをせずに、立って戦っていた。120キロ級に出場した若いロシア人選手は、全5試合を制するのに合計172秒しかかからなかった。以前ではこんなことはあり得なかった」
IOCによる追加競技の投票が迫る中、緊張感は高まってきているとラロビッチ会長は語る。
「候補に挙がっているほかの競技にとってもそれは同じことだ。ただ、われわれはほかの2競技よりもスタートが遅かった。短い期間でキャンペーン活動の準備をしなければならなかった。しかし、この活動を通して見せたわれわれの力は、レスリング選手の精神力の強さを表している」
「レスリングにはノックアウトという概念はない」
(c)AFP