【8月30日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するカカ(Kaka)が、移籍市場が閉じる9月2日を控えた29日、退団希望を表明した。

 イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)から、2009年6月に当時の史上最高額となる移籍金6800万ユーロでレアルに加入したカカだった、ここまでスペインではほとんど印象を残すことができていない。

 今季はミラン時代の恩師であるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督がレアルの指揮官に就任したことで、カカもかつての輝きを取り戻すべく、気持ちを新たにするものと期待されていた。

 しかし、今季から加入したイスコ(Isco Alarcon)、さらには獲得目前と言われるギャレス・ベイル(Gareth Bale)の存在により、チーム内での序列は下がりつつある。

 29日に行われたデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)との親善試合で2得点を記録し、レアルが4-0で勝利するのに貢献したカカは、試合後に「退団したい」と報道陣に述べた。

「僕にとってもクラブにとっても、友好的な形で別れるには今が最適のタイミングだと思う」

「アンチェロッティ監督やクラブとも話し合い、誰もが知っていることだ。今は状況を打開するため、(代理人を務める)父がクラブと交渉している」

「現状を考えると、僕がここからチームに入ることは難しいし、クラブも僕の希望を分かっている。今はここで仕事をして、トレーニングを続けるしかないけれど、すでに父が交渉を進めている」

 31歳となったカカは、今季のリーグ戦2試合でベンチ入りはしているものの、いずれも出場機会はなかった。また、母国で開催されるW杯ブラジル大会(2014 World Cup)が翌年に迫っており、焦りを募らせる原因となっている。

 カカは3月を最後に、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が率いるブラジル代表に招集されておらず、ブラジルが優勝した7月のコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)にも出場していない。(c)AFP