【8月28日 AFP】ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)で27日、建設中の商業ビルが倒壊し、少なくとも6人が死亡した。

 AFPの取材に地元警察は、これまでに6人の死亡を確認したほか22人を救出したと語った。また、がれきに埋まったままの2人が現在、携帯電話を通じて救急隊員と話しているという。一方、消防によると負傷者は24人で、このうち7人が重体だという。警察、消防ともに犠牲者は増える恐れがあるとしている。

 倒壊した建物は、2階建ての衣料チェーン店の店舗ビルで、3か月前から建設工事が行われていた。倒壊の理由は不明で現在、捜査が行われている。

 ブラジルの経済中心地で最大の人口を持つサンパウロでは、建設中のビルや築年数を経ながら保守管理が不十分な大型ビルの倒壊が頻発している。(c)AFP