【8月28日 AFP】中国山西(Shanxi)省汾西(Fenxi)県で26日、6歳の男児が何者かに両目の眼球をくりぬかれる事件があった。中国メディアが27日、報じた。臓器取引のための犯行とみられている。

 インターネット上に投稿されたテレビ報道によると、屋外で遊んでいて行方不明になった男児は、3~4時間後に血まみれの状態で家族により発見された。報道によると、男児の両目の眼球は近くで発見されたが、角膜がなくなっていたことから、臓器の闇取引業者が事件の背後にいる可能性があるとみられている。

 警察は、唯一の容疑者である女の逮捕につながる情報に10万元(約160万円)の懸賞金をかけた。男児の父親は地元のテレビ局、山西広播テレビ(Shanxi Television)に「息子の顔は血まみれだった。まぶたはひっくり返り、目玉はなくなっていた」と語った。

 中国中央テレビ(China Central TelevisionCCTV)がマイクロブログのツイッター(Twitter)の中国版である「新浪微博(Sina Weibo)」で伝えたところでは、犯行の直前、男児は薬物によって意識を失っていたという。

 インターネット上では、この事件に怒りの声を上げる投稿が相次いでいる。(c)AFP