【8月27日 AFP】男子テニスのジェームス・ブレーク(James Blake、米国)が26日、同日開幕した全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)をもって現役を引退することを発表した。

 自身の出身地であるニューヨーク(New York)で開催されるこの大会の終了とともに、ブレークは14年間続いた現役生活にピリオドを打つと涙を流しながら語った。

 ブレークは少年時代、フェンスをくぐって全米オープン会場に忍び込み、大会を観戦したという。涙の引退宣言の最中にも、これについて謝罪し、「その時のチケット代、40ドルを返したいと思っている。給料から差し引いておいて」と話した。

 ブレークは2002年のレッグ・メーソン・テニス・クラシック(Legg Mason Tennis Classic)でのツアー初優勝を皮切りに、通算10勝を挙げたが、2007年のニューヘイブン・オープン(New Haven Open)以降はタイトル獲得から遠ざかっている。かつては世界ランク4位にまで上り詰めていたものの、現在は100位にまで沈んでいる。

「泣いてはいるけど、本当はとても嬉しいんだ」とブレークは心境を語る。

「今年に入ってから(引退するべきだということが)明確になってきていた。また今シーズンを通して、そろそろだと思わせる小さなことがいくつかあった。今は何の悔いもなく、嬉しく思っている」

 これまでのツアー通算成績は366勝255敗。四大大会(グランドスラム)の試合では60勝41敗で、ベスト4に残ったことは一度もない。

「現実はよくわかっている。自分にとっては素晴らしいキャリアだったけど、歴史に残るような記録は作っていない。でも自分で誇りに思えるキャリアではあった」

 最後の大会となる全米オープンの1回戦で、ブレークはクロアチアのイボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic)と対戦する。これで勝利した場合、2回戦では大会第9シードのスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)かラデク・ステパネク(Radek Stepanek、チェコ)と顔を合わせることとなる。(c)AFP/Jim SLATER