【8月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー（Chelsea）のジョゼ・モウリーニョ（Jose Mourinho）監督が、ロシア・プレミアリーグのアンジ・マハチカラ（Anzhi Makhachkala）からウィリアン（Willian Borges da Silva）が加入することを示唆した。

　ウィリアンは同じロンドン（London）に本拠地を置くトッテナム・ホットスパー（Tottenham Hotspur）が獲得を目指し、残すは同選手のメディカルチェックと契約だけとされていたが、現在はチェルシーが同選手の争奪戦でトップに立ったとみられている。

　「スペシャル・ワン」を自称するモウリーニョ監督は、25歳のウィリアンについて「彼はすでに決心したと思う」と述べ、それはチェルシーなのかという質問には肯定的な反応をみせた後、「この世界は異常だから事前に話したくはない」と答えた。

　ウィリアンはまだスタンフォード・ブリッジ（Stamford Bridge）で健康診断を受けていないものの、このまま契約が成立すれば、モウリーニョ監督はかつて自身のスタッフとして働いていたトッテナムのアンドレ・ビラス・ボアス（Andre Villas-Boas）監督にダメージを与えることになる。

　ブラジルの強豪コリンチャンス（Corinthians）のユースでキャリアをスタートさせたウィリアンは、6年間在籍したウクライナのシャフタール・ドネツク（Shakhtar Donetsk）でリーグ優勝4回、カップ戦優勝3回を経験しており、ブラジル代表としても2試合に出場している。

　モウリーニョ監督は、移籍市場でマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）のウェイン・ルーニー（Wayne Rooney）を唯一のターゲットとしていたが、ほかにも選択肢があることを明らかにしている。

　26日に敵地オールド・トラフォード（Old Trafford）でマンチェスター・ユナイテッドとの試合を控えるモウリーニョ監督は、ウィリアンは「追加されたターゲット」だとしている。

「記者会見で多くを語ることはできない。質問にはできる限り正直に答えようとしているが、同時にいくつかの事は隠そうともしている」

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