ディアッラがロコモティフに移籍、アンジの予算縮小に伴い
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【8月22日 AFP】(記事訂正)ロシア・プレミアリーグ、アンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)のラサナ・ディアッラ(Lassana Diarra)が、宿敵ロコモティフ・モスクワ(Lokomotiv Moscow)に移籍したことが、21日に明らかになった。
ロコモティフは声明を通じて、かつてイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)、アーセナル(Arsenal)、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Read Madrid)にも所属していたディアッラと4年契約を結んだと発表した。
移籍金の額は公表されていないものの、インタファクス(Interfax)通信が報じるところによると、1200万ユーロ(約16億円)にも上るという。
チームを世界の主要大会でも戦うことができるレベルに成長させるべく、これまでスター戦力を集めていたアンジだったが、今月頭、クラブの運営予算を大幅に減らす意向をオーナー、スレイマン・ケリモフ(Suleiman Kerimov)氏が発表した。それに伴う人員削減のため高給取りの選手は放出されることになり、ディアッラもその中の一人となった。
ロシア代表も務めるイゴール・デニソフ(Igor Denisov)、ユーリ・ジルコフ(Yuri Zhirkov)、アレクサンドル・ココリン(Aleksandr Kokorin)の3人はすでにディナモ・モスクワ(Dynamo Moscow)に移籍している。
その他、オレグ・シャトフ(Oleg Shatov)はゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)に、ムバラク・ブスファ(Moubarak Boussoufa)はディアッラと同じくロコモティフに活躍の場を移した。
一方、昨シーズン終盤にアンジに加入したばかりのブラジル代表、ウィリアン(Willian Borges da Silva)は現在イングランドのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Horspur)と交渉を行っており、移籍金は3000万ポンド(約46億円)にも上ると英国のメディアは報じている。 また、史上最高年俸のサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)も今シーズン中にアンジを去る可能性が高い。(c)AFP