【8月20日 AFP】ドイツ代表のミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)後の代表引退を表明した。

 ゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏が保持する同国代表歴代最多得点記録の更新が近づくクローゼは、サッカー専門紙キッカー(Kicker)からブラジルW杯後の引退の可能性について問われると、「代表チームに関しては、それが起きて当然だと思う」と語った。

 イタリア・セリエA、ラツィオ(SS Lazio)に所属する35歳のクローゼは、これまで代表通算128試合に出場して67得点を挙げ、ミュラー氏の得点記録にあと1ゴールと迫っている。

 これまでドイツ・ブンデスリーガ1部のヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)やバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でプレーしたクローゼは、W杯では通算14ゴールを挙げており、元ブラジル代表のロナウド(Ronaldo)氏が持つ大会通算最多得点にもあと1と迫っている。

 ブラジルW杯で2つの個人記録更新を達成できる可能性があるクローゼだが、最も重要なのはドイツ代表として優勝することにあると明かした。

「チームでタイトルを獲得することが最も重要だ。2014年のブラジルW杯を勝ち取ることができれば、それが最高だ。それ以外の全てはそれほど重要ではない」

 一方で、今季でラツィオとの契約が切れるクローゼは、来夏はブンデスリーガに復帰する可能性もあるという。

「良いシーズンを過ごし、W杯で良いプレーをしたい。まだ体調もしっかりしているし、サッカーをしたいという気持ちもある。ブンデスリーガは選択肢の一つさ」

「ブンデスリーガでキャリアを終えるのがとても目に浮かぶね」

(c)AFP