【8月15日 AFP】サッカー国際親善試合は14日、宮城県の宮城スタジアム(Miyagi Stadium)で行われ、ウルグアイが4-2で日本に快勝した。

 ウルグアイはその去就が注目されているルイス・スアレス(Luis Suarez)が1得点、ディエゴ・フォルラン(Diego Forlan)が2得点を挙げる活躍を見せ、日本を圧倒した。

 ウルグアイは前半27分、スアレスが左サイドからドリブルでペナルティーエリア内にボールを持ち込むと、最後はフォルランが先制点を挙げた。

 続けてウルグアイは前半29分、ペナルティーエリア手前のフリーキックをフォルランが直接決め、リードを2点に広げた。

 この日のスアレスは絶え間なく日本のゴールに襲いかかり、後半7分には追加点を挙げて存在感を見せつけた。

 日本は後半9分にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属する香川真司(Shinji Kagawa)のゴールで1点を返したが、ウルグアイは後半13分にアルバロ・ゴンサレス(Alvaro Gonzalez)がチーム4得点目を挙げた。

 後半27分に日本は本田圭佑(Keisuke Honda)が直接フリーキックを決めたものの、反撃は届かなかった。

 試合後にアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は、「ウルグアイを褒めなくてはならない」と語った。

「彼らは世界の強豪のひとつだ。コンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)で準決勝まで勝ち残った実力を再び示していた」

 また、敗戦に落胆した様子を見せた香川は、3戦全敗に終わった6月のコンフェデレーションズカップを引き合いに出し、「コンフェデからの課題を修正できていない。W杯まで1年しかないので、また頑張っていきたい」とコメントした。

 真っ向勝負を挑んだ日本代表だったが、南米王者とアジア王者の間に大きな実力差があることは明白だった。

 日本代表はすでに5大会連続となるW杯本大会出場を決めているが、2010年W杯南アフリカ大会で4強入りを果たしているウルグアイは、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の南米予選で現在5位につけている。

 ウルグアイはフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入したばかりのエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が故障のため欠場したものの、スアレスとフォルランがフル出場を果たし、大きな影響はなかった。(c)AFP