【8月14日 AFP】(写真追加、一部更新)インド・ムンバイ(Mumbai)の海軍造船所で14日、修繕を終えたばかりの潜水艦が爆発した。救助隊が出動したが、今もなお乗組員18人が潜水艦の中に閉じ込められているとみられる。

 海軍の声明によると、潜水艦「シンドゥラクシャク(INS Sindhurakshak)」は、「海面に一部だけが視認できる」だけで、半ば沈んでいるという。同潜水艦は最近、ロシアで修繕を終えたばかりだった。この潜水艦はディーゼルと蓄電池などを動力としている。

 インドのA・K・アントニー(A.K. Antony)国防相は「命を失った海軍兵士のことを悲しく思う」と述べ、爆発による死者がいることを明らかにしたが、それ以上の詳細については語らなかった。

 ニュース専門局NDTVでは、14日未明に海軍造船所で激しい爆発が起こり、夜空が明るくなる様子が放映された。

「爆発の原因は不明。乗員18人の捜索を続けている」と海軍の広報担当者はAFPの取材に語った。

 同広報によると、火災鎮火後にダイバーが出動して乗員を捜している。これまでに確認された死亡者はいないという。(c)AFP