【8月13日 AFP】7月31日に行われた大統領選で勝利したジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(89)は12日、選挙の結果に異議を呈するものは「死ねばいい」と述べ、自身の勝利が覆されることはないことを強調した。敗れたモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)首相が選挙結果の無効を求めて裁判所に提訴したことを受けての発言とみられる。

 ムガベ氏は同国の独立戦争の英雄らをたたえる式典に出席し、「敗北で傷ついた者たちは死ねばいい」と参加者数千人の前で述べ、「犬でさえ彼らの死体の臭いを嗅ぎにくることはないだろう」と続けた。選挙後初の公式演説は、いつもどおりの歯に衣着せぬ物言いとなった。

 先の大統領選についてツァンギライ氏は、「票が盗まれたことの確たる証拠」を明らかにするとし、9日に憲法裁判所に提訴している。(c)AFP/Reagan MASHAVAVE